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秦野の湧水

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こんにちは、東海大学前店です。

今回は、湧き水についてお伝えしていきます。

神奈川県は680個余りの湧水がありその中でも秦野市は秦野湧水群と呼ばれるほどの湧水が存在します。

秦野盆地湧水群

 秦野市は丹沢山地と渋沢丘陵と挟まれた盆地で丹沢山地より流失した土砂より盆地内を埋め厚い砂利層を蓄積し大きな扇状地を形成しています。また山地から流れ込んだ水は砂利層にしみこみ地下水へとなっていきます。その地下水は砂利層をたどり扇状地の先端から湧出しその周りには古くから多くの集落が生まれ生活が営なまれてきました。その古くは、縄文時代から生活がされ奈良・平安時代の生活してきた痕跡が発見されています。また、明治23.年(1890年)に函館・横浜に次いで日本で全国三番目に近代水道(曽屋水道)が供給開始された。

この秦野市は水とのかかわりの多い地域だと考えられます。そんな、水とかかわりの多い秦野の湧水をいくつか紹介できればと思います。

今泉湧水池

 秦野駅南口から10分ほどのところにある今泉湧水池(今泉名桜水公園)です。この池からは、石器時代や奈良・平安時代の土器の破片が多く出土しているようです。現在の池は昭和初期に改されそれまでは、荒れ地に囲まれた湧水ちだったそうです。また、池の畔は歩道が整備され桜や多くの花や木々が植えられており四季折々の姿が楽しめる公園となっています。特に、春のシーズンにはタイミングが合えば富士山が見える撮影スポットになりそうです!

まいまいの泉

 秦野駅南口から15分ほどの場所にあるまいまいの泉です。この泉は以前秦野市内で水質汚染が確認された際に、地下水の監視のために作られた井戸を利用して浄化改善された秦野の名水に触れてもらうために公共の水場として整備されました。訪れた際にも近所の方々が涼みにやってきていました。

移動中に…!

移動中に運が良ければ富士山が見えるかもしれません!

小藤川湧水地

 秦野駅南口から20分程度の場所にある小藤川湧水です。閑静な住宅街の中にあり注視していないと見落としてしまうかもししれません…!小さな遊水地で近づいてみることはできませんでしたが、水位は少々でしたが水のせせらぎを少し楽しめる住宅街の癒しスポットではないっでしょうか?

弘法の清水(臼井戸)

 秦野駅南口から10分程度の場所にのが弘法の清水(臼井戸)です。この水は古くから人々の生活に寄り添ってきた水であり昭和60年には秦野盆地湧水群が環境省の全国名水100選に選定されその中で一番有名なのが民話や伝説が残る弘法の清水でした。また、どんなに日照りの強い年でも水が枯れることもなく水量が安定していることも特徴の一つです。

弘法大師の伝説

 この弘法の清水には、弘法大師にまつわる伝説が残っています。その昔、僧が旅の途中に水を所望し村人が自宅の水がめを見たところ一滴の水もなく近くのお寺まで水を汲みに行って立ち返ったそうでした。この行動に僧は恐縮し親切と労に感謝し地面に杖を突き刺し穴を空け「三日過ぎたらそこをくりぬいた臼をここに置きなさい必ず水が出るであろう」と立ち去った。僧の言ったとおりにしたところ臼の中から清水が湧き出てきたそうです。そのためこの井戸は臼井戸と呼ばれ古来の周辺地名となり子々孫々へと語り継がれる中で弘法大師の伝説に結び付き現在まで語り継がれてきました。

秦野駅北口広場水場

 秦野駅北口のすぐそばにある広場あり涼めますし待ち合わせスポットにちょうどいいかもしれません!

余談ですが

 北口広場の横断歩道を渡った先にある橋は、まほろ大橋と呼ばれかながわの橋100選にも選ばれ橋の中央にあるモニュメントがすごく特徴的です!また、橋から見える景色と川の周りも整備されているのでウォーキングなどの運動に最適だと思います!この川は、川無川と呼ばれ盆地が砂利層となっており水が層に水が浸透し川の水量が比較的少なくなっています。

橋中央にあるモニュメント

最後に

 秦野駅周辺には歩いて行ける範囲にいくつかの湧水が存在しています。また、湧水を使った商品がいくつかあるみたいなので是非探してみてください。また、周辺にはハイキングスポットや弘法大師に由縁するものもありますので合わせて訪れていただければと思います。

参考

秦野市観光情報より

秦野名水 | 秦野市役所
秦野名水